自然言語スパム
2026-04-05
自然言語がソフトウェア開発現場をスパムしています。たとえばライフハックの押し付けのようなプロンプト——AIエージェントを利用するようになってから増えたこうした自然言語による指令が、実は開発者の心を暗くしている、そのように感じています。
看板だらけの街
「駐輪禁止」「ポイ捨て禁止」「カメラ監視中!」——仰々しい書体で作られたそういう看板を街角で見ると、私は不穏な気持ちになります。むしろ傲慢さと無秩序を感じるからです。
いま、ソフトウェアのコードベースについて、同じことを感じています。AIエージェントに向けてのその種の文言が続々とコミットされてくるからです。中には、それはあなた用のライフハックでは?と思えるようなものまで。
量に説得されようとしている
これまで私たちは、分厚い仕様書とか無限スクロールの質疑応答書とか、その類の「量で圧倒してくる」ものに振り回されてきました。
ですがいまは、AIを活用して、開発者はその苦い経験の「逆側の当事者」になろうとしているわけです。つまり、逆側にあった「量で圧倒しよう」のモチベーションに突き動かされているのです。
美しい街
看板ばかりが目につく街でアイデアが降りてくるでしょうか。人々がそこに集うでしょうか。美しさの定義は人それぞれだとしても、少なくとも、無粋な看板がそれでないことは確かです。
構造を整えること、それが第一であると私は考えています。なぜなら、ソフトウェアはビジネスをスケールさせるための「場」であり、人々が集う美しい街であるべきだからです。
やはり、構造が大事です。私は美しい街を作りたい。
おわりに
ソフトウェア開発手法の激しい変化の中、このような考えは感傷に過ぎないかもしれません。しかしながら、単なるノスタルジアとも言い切れない、そんな面もあるように思っています。
- 自然言語スパムがコードベースを圧倒している
- 無粋な看板だらけの街のようだ
- ビジネスがスケールする「場」としてどうか?
- そうではない、美しい街を作りたい