なぜ「なぜ」で開発が止まるのか
2026-02-26
開発を止める「なぜ」は仕様確認ではありません。
なぜ「なぜ」で開発が止まるのでしょうか?この「なぜ」は、要件についての質問や仕様確認ではありません。この種の「なぜ」は、整合性の問題であることを知る必要があります。
コミュニケーションの問題ではない
「テックリードが忙しすぎる」とか「質問しにくい雰囲気がある」とか、そのようなコミュニケーションの問題で、知りたいことをすぐに知れない状況は起こりえます。確かに、そのようなコミュニケーションの問題が出力を低下させることはあります。しかしながら、開発を立ち止まらせる「なぜ」は、多くの場合で別種の「なぜ」です。
内面との不整合
この「なぜ」は、暗黙知に基づく期待との不整合です。趣味の問題と誤解されるかもしれませんが、あえて「違和感」とも言い換えることができそうです。ですから、生産性ツールを導入して、コミュニケーションの効率を改善したとしても、この「なぜ」が解消することはないのです。
なぜ「なぜ」を問うのか
エンジニアは、「違和感の強さ」と「コードの将来」を掛け算して「暗黙のリスク計算」を行っています。よって、計算結果として大きな数字が表れてくれば、速度を落とすか立ち止まることになります。つまり、「なぜ」を問うのはリスクの表明なのです。端的に答えが求められているのではありません。
おわりに
エンジニアが将来を掛け算していても、組織の期待が非常に短期的で、噛み合わない場面に出会うこともありました。チーム全体がプロダクトの将来を語り合える組織が最高だと思います。そういう意味のコミュニケーションの改善は、非常に大切だと考えています。