開発の敵は惰性
2026-08-16
AI エージェントを使った開発の敵は「惰性」です。
エージェントが動いていると、開発が進んでいるように見えます。その様子を眺めていると、止めるよりも動かし続けるほうがよいと感じてしまいます。その「惰性」が問題です。
自由時間はリターンとして
AI 活用で作業を自動化したぶん、人間の時間がそのまま余る。想像としては自然なのですが、これは少し乱暴です。
実際には、まず「別の時間」が必要になります。動かし方や検証の基準を決めるための事前準備の時間です。
さらに、その準備がうまく働くかを確かめるために、「トライ・アンド・エラー」の時間も必要になります。
一定の時間を投資すると、自由時間が「リターン」として得られる――ソフトウェア開発の現場の感覚と一致するのはこの考え方です。
雰囲気に負ける
それでも、「惰性」で仕事を進めてしまうことがあります。
おそらく、トライ・アンド・エラーのような「愚直」な部分は、速く・楽に・自動で、という世の中の AI 活用の「雰囲気」に合わないのです。
一方で、AI エージェントが動き続けている様子はその雰囲気に合います。だから、惰性でエージェントを動かし続けてしまうのです。
相変わらずのエンジニアリング
惰性や雰囲気に負けず、リターンを最大化するために、動かし方を決めること・確かめることに正しく時間を使っていく必要があります。
私たちは相変わらずエンジニアリングをしているようです。ソフトウェア開発の現場は意外に変わっていないのかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。